横川駅から歩いて5分ほどの場所に行きつけの飲み屋があります。
精進料理「酒飯 増亭」さんです。
旨い日本酒が飲めて、温かい料理が食える、これだけで幸せな気持ちになります。
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行きつけのお店「酒飯 増亭」
常連さんに連れて行ってとお願いされていた「酒販 増亭」に行ってきました。
場所は横川駅から徒歩3分、便利が良い場所にあります。近場に住んでいる人は羨ましい。
だけど海田町から行くには広島駅を通り越さないと行けないので、しょっちゅうは行けません。
それでもここの料理はお酒と本当に合うので、ガッツリ飲みたくなったら予約してから出かけます。
昨日は営業日だったのだけど、毎日20時まで仕事してたら身体より先に心が参ってしまうので、夕方からお休みにさせて貰いました。
増亭さんは感じの良い夫婦で営業されているお店です。
全て切り盛りは2人でされていますので、急なお客様には対応できない事もあるようです。
店主の目が行き届いているので女性の一人客でも安心してお酒と料理が楽しめます。
コース料金になっていますので、基本的には1品料理は置いてません。
後述しますが、常連さんになれば好みの料理を出してくれることもあるようです。
ここは熱燗に合う日本酒が揃えてあるのだけど、まずはビール。銘柄は忘れました、酔っ払いに記憶力はありません。
ここは季節に合った食材しか出しません。店主は優しそうな顔してますが、かなりの頑固者です。
こだわりが詰まり過ぎてますので、素人には細かい事は分かりませんが黙って座ってりゃ旨いものが出てきます。
夕方から17時半から4時間だけの営業時間なのに、朝から仕込みをする念の入れよう。
酒の飲み方が分かってない大学生や・大騒ぎしたい酔っ払いは私が出入り禁止にします。
ここは大人がお酒と一緒に食事を楽しむ場所です。
大人の振る舞いが出来る人間にだけ入って欲しいお店です(店主がどう思ってるのかは知りません。私が思ってるだけです)。
ここから料理の写真を載せますが、店内が暗いのと私の腕が未熟なのとで本物よりも30%ほど美味しさが伝わらないかも知れません。本物を見たけりゃお金払って食べに行きましょう!
コース順に「春菊と白菜と湯葉の薄葛煮」。名前は私が適当に付けました。
全部が季節の野菜を使っているのか?それさえも分からない自分の無知が恥ずかしい。
なめこ汁。ここから私は日本酒に切り替え「竹鶴 純米生原酒」を熱燗で。
汁物と日本酒は絶対に合います。私の大好きな蕎麦屋「蕎麦きり吟」で私が必ず頼むのは「鴨抜き」(鴨南蛮蕎麦から蕎麦を抜いたもの)ですが、これも最高に日本酒と合います。蕎麦屋でこれを知らないと損をしますよ。
続いて刺身です。鰆(さわら)の刺身と鯵(あじ)の漬け。
これは説明要りませんよね。正しく旨いです。
この辺からお店の常連さんと相まってお話を始めたので、日本酒何を飲んだかは忘れました。
酔っ払いに行ってるのだから、それで良いのです。
続いて里芋とむかご(里芋の球芽)の煮物。私にとっての今回一番のヒットはこれでした。
ただの煮物じゃんと思うなかれ、里芋の芯まで味が通ってこれが日本酒に合うのよ。この1品で3合は飲めます。
何でもない煮物を上手く作るのがプロなのね。
鰻(うなぎ)の焼き物。これも広島県産らしいです。この時点で私は相当酔ってました。
常連さんと一緒なのだから接待しなさいよって話ですが、酒飲んで酔わない奴は馬鹿です。
私は真っ当な人間なので正しく酔いました。
そして今回、私の我が儘で電話予約時にお願いしてあった、「揚げ出し豆腐」
これは別料金です。
常連さんになれば一品料理も作って貰えるかも。何度も通って店主と仲良くなってからお願いしてみて下さい。
個人店は融通が利きますが、我が儘を押し通す場所じゃありません。
正当な扱いをして欲しいのならば、きちんとお金も落としましょう。
無理を押し通して常連ぶっている人間は消えてなくなれば良いのです。
最後にご飯と汁物が出るのですが、これは写真撮り忘れました。
と言うよりも、酔って写真撮ることすら忘れてました。レンコンご飯だったような気がするけど。。
約2時間でしたが、楽しい時間を過ごさせて貰いました。
あんまり有名になって貰うと混雑して困るのですが、しっかりとした料理を出してくれるので紹介してみました。
店主はパソコンどころか携帯電話も持ってないそうなので、このブログが店主の目に触れることは無いでしょう。
美味しいとか美味しくないってのはその人の価値観なので判断が付きませんが、季節の物を時間を掛けて丁寧に作っているのは間違いありません。そこを理解してもらえる方に行って貰いたいお店です。
火曜・水曜日が比較的空きがあるようです。予約してからどうぞ。