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モレインレイクへ再び
4日目は前日人数規制で入る事が出来なかったモレインレイクへ再び。
昨日観たレイクルイーズがかつてのカナダで最も美しい湖だとすれば、モレインレイクが今最も美しいとされている湖だそうな。
ここは絶対に見せたいと言う嫁さんの言葉に動かされ、また300㎞近く車を走らせて湖へ。
運転しやすいから300㎞なんて大して長距離には感じないけども、やはり左ハンドルの右側通行は慣れないや。
午前中に着いたけど、やっぱり規制がかかって入る事が出来ず。
カナダは自然を非常に大切にしているので、人間の都合なんて意に介してくれないのだ。
この日は移動前日でカルガリー空港の近くのホテルに泊まる予定になっていたので、夕方までポッカリと時間が空いてしまった。
どうしたもんかとトイレ休憩の為に入った駐車場で悩んでいたら、何やら怪しげなゲートが。
森に向かうゲートをくぐればバックカントリーが。
バックカントリーとは整備のされていない手つかずの自然が残る場所です。
木で組んだ階段も無いし鎖場も無い、獣道のような道が通っているだけの場所。
これは行かずにはおれまいと山道に入ったものの、娘は旅行以来便秘に悩まされていて腹痛でダウン。
嫁さんも付き従って山を下りたので、息子と2人だけに。
これぞこの旅行で一度はやっておきたかった息子と2人のトレッキング。嫌がる息子を引きずるように付き従えて、山道へと入りました。
息子と2人でトレッキング
手つかずの道なので歩きにくい事この上ない。
水たまりは多くて沼地みたいになっているし、倒木もありブッシュもあり。
相当タフなコースだったけど、息子が根を上げないのでズンズン奥へと入り、6時間以上さ迷ってしまいました。
道しるべも標識も無いので怖かったですが、これも滅多にない経験です。
途中やたらと2人で自撮りをして、結構盛り上がりました。
息子は根性無いですが、体力はあるので大人でもヘバるようなコースを文句も言わずに歩ききりました。
途中何度も泥たまりに足を取られて、グズグズになった靴を洗いながら登りました。雪解け水の冷たいこと。このシーンだけでも息子が覚えていてくれたら嬉しいな。
最後は私自身もクタクタでゲートにたどり着きました。
ゲートの1㎞ほど手前で心配した嫁さんが迎えに来てくれていました。嫁さん見た息子は号泣、このまま帰れないかと思ったそうです。
合計距離16㎞、時間にして6時間超。日本のトレイルとは違った味わいがありました。
もし次にこのルートを行くのであれば、重装備で行かないと遭難しかねないな。バックカントリーは面白いけど中々怖い場所でした。