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目に見えない壁がある
最近色々な症状で来院される患者さんが増えており、頭の中がジ~んと重くなるような状態が続いています。
鍼灸院と言うと、肩こりや腰痛を治す場所と考える方が多いと思いますが、さもあらず。結構深刻な症状を電話やメールにて相談をいただきます。
私の場合、自分の許容範囲を超えていると思われるもの、確率的に治る確率が低いものはお断りするか、確率が低い旨をなるべく詳しくお話させていただくことにしています。
それでも藁をもすがる思いで来院される方も多く、その場合には自分の出来る限りのことはさせていただきます。
だから鍼灸道具はどんどん増えて財政圧迫。読む本の量も増えてきて、時間はどんどん無くなります。
もう頭は爆発寸前。症状や状態によっては週に2度、3度来院された方が良い場合もあるんですが、それはお金が発生することですから言い方が難しい。
良かれと思って言ってることが、相手にはお金をむしり取られるような感覚にしか思えないこともある。
そこでまた言い方を考えて悪戦苦闘。メモリの少ない私の頭には耐えられない作業です。
これを仕事にしてるんだから、勉強するのは当たり前・努力するのも当たり前・患者さんのことを考えるのも当たり前。
分かっちゃいるけど、結構シンドいですね。
「治療家としての進歩(技術や会話力・経営力も含めて)は、螺旋階段に例えられますが、私は少し違う見方で考えています。治療家の道は普段は平坦なもの。平坦な道に突然壁が立ちはだかる。そこを乗り越えるとまた平坦な道が続いている。そしてまた壁が立ちはだかる。それの繰り返しなんです。問題なのは、乗り越えてみるまでその壁の高さがどのくらい高いのか分からないこと。壁を乗り越えられずに諦めるか、何としてでも乗り越えるかでそれぞれの道が決まります。」
とは昔、私が師と仰ぐ方から言われた言葉。
確かに日々努力ではありますが、困難(だと自分が思っていること)は急に押し寄せて来て、それを何とかこなしているうちに、一つ自分力がアップしているような気がします。
現状の問題を解決出来たとき、今よりもグレードアップした私がいるのかも知れませんね。何だか今日は真面目なお話になってしまいました。
【本日のトレーニング】
72min 11.0km