南区西霞町に操業99年の老舗羊羹店を発見しました。
福屋にも出店していた由緒あるお店です。
お味は実に上品で、幾らでも口に入って行く危険なお味です。
暖簾も看板も無し。
保存料も入っておらず、全て手作り。
こんなお店は滅多に見つかりませんよ。
お値段もお安いので、実に通いたくなるお店でした。
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志麿家羊羹店にてお買い物
先日、高校生の娘を高校まで送迎する機会がありました。
娘は比治山高校に通っているので、住所は南区霞町にあります。
どうせなら、送迎のついでに昼飯でも食べようかとグーグルマップを検索していたのです。
そしたら、比治山高校のすぐ裏手に、羊羹屋さんがあるじゃないですか。
え、こんな所にって感じの住宅街の中です。
しかも、看板も暖簾も無いとかで、かなり見つけづらい仕様になっています。
これは行ってみるしか無いと思い立ち、娘をピックアップして行ってみたのです。
確かに狭い道路の住宅街の中にあり、看板も暖簾も挙がってませんでした。
これは知らない人はほぼ発見できないわ。
入る前からワクワクしてました。
創業99年の老舗羊羹店
中に入って見ると、奥から80代と思しき男性が出て来てくれました。
話しを聞いて見ると、創業99年の老舗羊羹店なのだとか。
福屋にも出店していた由緒あるお店との事でした。
羊羹と最中を売っており、羊羹は常温で1年以上保存が効くとか。
保存料一切無し。
全て手作りと言うこだわりの最中と羊羹でした。
今のネット時代では、人気の商品は全てオンラインショップで買えてしまいます。
そこに行かないと手にできない商品が少な過ぎるのです。
この羊羹店は辿り着けても入る勇気が無い方も多いのでは。
食べ歩きをしても滅多に感動する事なんて無いけど、ここは発見出来ただけで感動でした。
肝心のもなかと羊羹のお味は?
まず最中から。
最中は1つ120円(消費税込み)。
あわびもなかと言う名称で売られており、保存期間は10日間。
あんこは上品な甘さで一つとは言わず、何個でも食べてしまいそうなサッパリ感。
お茶請けにも最適です。
羊羹も昔懐かしいお味と言うのか、素朴な甘さです。
保存料を使っていないのに、賞味期限1年とか驚きなんですけど。
しかも常温でOK(冷蔵庫保存しないでって言われた)。
娘の学校のすぐ近くにあるので、送迎の際にはまたお邪魔しよう。
足を運びたくなる老舗羊羹店
何でもオンラインショップで売られている時代。
そこに足を運ばないと手に入らないものって少ないですよね。
前に東京の浅草に「入山煎餅」と言う老舗煎餅屋がありました。
一枚一枚手焼きで煎餅を焼く、丁寧な仕事をされていました。
入山煎餅もオンラインショップはしておらず、浅草に行かないと味わう事の出来ないお店でした。
そのお店も閉店してしまい、淋しい思いをしていました。
この志麿家羊羹店も、店主さんの代で終わってしまうようです。
こういうお店こそ、応援して行かないとね。
また足を運ぶことにします。