トレラン中にGARMINにて心拍数の異常を発見。
誤作動かと思っていましたが、検査の結果「突発性心房細動」が見つかりました。
最終的には手術を行い、完治とはなりました。
しかし、手術後半年でジョギングを再開したら、後遺症が出て数年は走り始めるとすぐに心拍数が爆上がりする事に。
この記事を読まれる皆様へ。
手術費用は結果十万円ほどですし、70%くらいの確率で心房細動は治ります。
しかし、手術後1年間は最低でも休んだ方が良いですよ。
Contents
心臓の異常に気付いた時
心房細動の手術をすることになりました。一応これまでの経過を備忘録的にまとめておきたいと思います。
2014年2月。山好きの私はトレイルランが面白く、時間があれば山を走っていました。
月間300kmほぼ全て山を走ってる時期も。
ある日、心拍計を付けて山に入っていると、急に心拍数が200に。
見たことも無い数値に困惑するも、こんな数値は無いでしょとGARMINの故障と考えていました。
でもそれが、2回・3回となると気になるもの。
心臓が痛いとか息苦しいとかの症状があればすぐに気が付くものの、そんな症状は全く無し。
念の為に近くの内科に行ってみたけど何の異常も無いとの答え。気にせず走ってました。
ある時、平地を走っている時に心拍数が200に。
試しに5分間全く動かずに休んでみたけど、心拍数が150から下がらない。
その日から平日でも10㎞以上走るとその症状が出る。
それでも走りたいし、異常を感じる訳じゃ無いから日課で走る。
全く症状が出ない事もあるし、沢山走ると心拍数が上がるし症状が出る。
なんだか嫌だなと思いながら、原因が分からずそのまま走り続けてました。
健康診断で発覚した心房細動
そこから5か月、走ったり止めたりを繰り返していました。
健康診断の日。
朝から20㎞ランニングし、気持ちよく健康診断へ。
心電図を取っている時に、検診の女性が首を傾げながら何度も心電図をやり直してる。
そして突然、私に向かって
「苦しくないですか?立てますか?」
いやいや立てますよ。さっき20㎞走って来ましたよ。
遅いけど結構丈夫な足してますよ。
と思ったものの、診断結果が気になる。
すぐに健診センター横にある病院の方に向かうよう促され、若い医師から診断されたのが「突発性心房細動」でした。
突発性心房細動は心電図でも分かりにくい
心房細動は珍しい病気ではなく、70歳以上の2%くらいは心房細動です。
手術方法もある程度確立されていて、怖い病気ではありません。
しかし、若い世代の心房細動はほとんどが「突発性」です。
1年に1回しか心房細動が出ない事もあります。
私の場合には、最初は「突発性」だったものが、「頻発性」になった為に、心電図検査で異常が感知されました。
ひょっとしたら、数年間は心房細動を引きずったかも知れません。
GARMINさんが教えてくれなかったら、心拍の以上にさえ気づかなかったでしょう。
異常を感知したら専門医で診て貰いましょう。
突発性の場合には発見が遅れる可能性もあります。
しかし、ランナーにとってジョギングが出来ない生活なんて考えられません。
早期発見早期治療が一番です。
皆様の心房細動が早期に治り、趣味のランニングが継続出来る事を祈っています。
心臓カテーテルアブレーション手術をする方へ
手術後は少なくとも1年間はウォーキングに留めておいた方が良いですよ。
心房細動手術は、心臓カテーテルアブレーション手術と言って、心臓の一部を焼いています。
詳しくは別のサイトを確認して頂くとして、心臓が火傷をしていると考えて下さい。
火傷が治っていない内に運動を始めてしまうと、まだかさぶたの状態の心臓がまた弱ってしまいます。
医者は心房細動が出ないと「完治をした」と言います。
しかし、ランナーにとっては走ることが出来る状態の事を完治したと思うでしょう。
私も手術後半年で完治したので走って良いと医者から言われました。
しかし、そこから激しい練習をしてしまい、かなり心臓の状態が悪くなりました。
スタート直後から心拍数が170まで上がるので、とても走れた状態では無くなり、数年間苦しみました。
未だ、スピード練習は怖くて出来ません。
術後は心臓を休める事を強く勧めます。
勿論、術後すぐに走って問題無い方もいらっしゃいます。
私の場合は特例かもしれませんが、念のためにご忠告しておきます。